参考動画あり!バレエ『リーズの結婚』の作品紹介

バレエ

皆さんはバレエ『リーズの結婚』を
ご存知でしょうか。

日本では牧阿佐美バレヱ団が
レパートリーとしていますが
全幕で公演される機会が少ない作品です。

今回はバレエ『リーズの結婚』の
あらすじや参考動画をご紹介します☆

私Junはバレエを習って
19年になる大人リーナです。

高校卒業後ブランクがあり、
社会人になってから再会しました。
ジュニア時代もコンクールになど
出たことない、趣味のバレエでしたが
だからこそ大人リーナさんに役立つ
記事をお届けできるのではと思っています☆

バレエ『リーズの結婚』のあらすじ

第一幕

舞台は南フランス。
朝の農場では明るい娘リーズと農夫のコーラスが
仕事をしながらもその合間に愛を語り合っています。

しかし、リーズの母シモーヌはごく普通の農夫であるコーラスより
裕福な農園主のトーマスの息子に彼女を嫁がせようと考えています。

トーマスの息子のアランは性格は
温厚であるもののちょっと冴えない若者で
仕事に忙しい麦畑で彼は一生懸命に自己アピールをしますが
結局は皆の笑いものにされてしまいます。

トーマスやシモーヌが現れて騒ぎが大きくなりますが
その時突然の嵐がやって来て皆は退散します。

第二幕

アランとの娘の結婚を目論むシモーヌは
リーズがアランとの結婚を約束するまで
コーラスに会わせようとしません。

しかし、コーラスは麦の束に隠れて
まんまとリーズの家に忍び込みます。
リーズとコーラスは
将来を夢見て仲良く踊ります。

一方で親たちによってリーズと
アランの結婚が取り決められています。

アランはリーズがいる寝室のドアを開けて
彼女を迎えに現れますが
そこにはリーズだけでなくコーラスもいます。

この状態を見たシモーヌは
遂にアランと結婚させる事を諦めて
リーズとコーラスの結婚を許します。
村人達も現れて祝いの踊りが踊られます。

バレエ『リーズの結婚』の作品紹介

La Fille mal gardée
(ラ・フィーユ・マル・ガルデ)
は『リーズの結婚』のフランス語原題です。

直訳は「監督不行き届きな娘」という意味で
お転婆娘のどたばた物語が表現されていますね。

『リーズの結婚』は現存する古典作品としては
最も古いと言われており
それまで宮廷で神話や英雄を描いていたバレエで
初めて庶民を題材にした作品と言われています。

初演は1789年7月1日フランスの
ボルドー大劇場とされていますが
振付けられた最初の演出は失われています。

初演後、人気を博し
ヨーロッパ各地・ロシアで
改訂されながら上演されました。

今日では1960年1月28日英国ロイヤル・バレエによる
アシュトン版が有名です。

アシュトン版は全二幕構成で
ヒロインの母親シモーヌを男性が演じたり
「木靴の踊り」「鶏の踊り」などが
ちりばめられたコミカルな作品となっています。

その他には
マリウス・プティパ
レフ・イワーノフ
アレキサンドル・ゴルスキー
により振付されています。

バレエ『リーズの結婚』の参考動画

こちらはアレキサンドル・ゴルスキー版です。
主人公2人の可愛らしさ
母シモーヌやアランのコミカルさに
心がほっこりするような舞台です。

2幕のリーズのヴァリエーションは
コンクール等でも
よく踊られていますね。
(1:30:30あたり)

このヴァリーションを含むパ・ド・ドゥは
ゴルスキー版オリジナルで
アシュトン版にはありません。

第1幕リーズのVa

ブルーレイを探してみました

やはり英国ロイヤル・バレエ団の映像が多いですね。
ボリショイバレエ団のDVDもありましたが
中古で驚く値段でした・・・

リーズ:マリアネラ・ヌニェス コーラス:カルロス・アコスタ

リーズ:ナタリヤ・オシポワ コーラス:スティーブン・マックレイ


以上、バレエ『リーズの結婚』の作品紹介でした☆
皆様の作品理解にお役立ちいただけましたら幸いです!

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