バレエ『シンデレラ』の作品紹介

バレエ

バレエ『シンデレラ』は世界中様々な
バレエ団で上演されていますが
改めてストーリーや
作品情報をまとめてみました。

私Junはバレエを習って
19年になる大人リーナです。

高校卒業後ブランクがあり、
社会人になってから再会しました。
ジュニア時代もコンクールになど
出たことない、趣味のバレエでしたが
だからこそ大人リーナさんに役立つ
記事をお届けできるのではと思っています☆

あらすじ

シンデレラは、父親と二人の義理の姉と暮らしています。
姉たちは好き勝手に振る舞い、シンデレラを召使のように扱われています。

汚れた灰色の服で家中を掃除するシンデレラ。
それでも笑顔を絶やさず、物乞いの老婆にも優しく接します。

宮殿の舞踏会に招かれている姉たちは、派手に着飾り、
ダンスのレッスンを受け、母親とともに出かけていきます。

一人残されたシンデレラのもとに、
先ほどの老婆、実は仙女が現れます。

仙女が春夏秋冬を出現させる間に、かぼちゃは馬車に、
シンデレラは美しいドレス姿に変身。

12時の鐘が鳴り終わる前に戻ってくるよう
念を押す仙女に見送られ、
シンデレラは期待に胸を膨らませ、お城へと向かいます。

宮殿の舞踏会。
シンデレラが広間に入ってくると、
輝くばかりの気品と軽やかな足どりで人々を魅了し、
王子までもが心を奪われます。

踊りながら距離を縮めていく王子とシンデレラ。
しかし12時を告げる鐘が鳴りはじめ、
シンデレラは大慌てで立ち去り、
ガラスの靴を片方落としてしまいます。

家に戻ったシンデレラは、夢のような時間を思い返しています。

そこに王子一行がやってきます。
片方残った靴を手掛かりに、
舞踏会で出会った女性を探していたのです。

小さな靴に無理やり足を入れようとする姉たちを見かねた
シンデレラが飛び出したとき、
ポケットから転がり落ちたのは、もう片方の靴。

王子は、身なりは貧しくとも、
彼女こそが自分が探している女性だと悟り、
その手を取ります。

仙女の祝福を受けた二人は永遠に結ばれるのでした。

作品紹介

バレエ『シンデレラ』は1945年11月21日
ボリショイ劇場にて初演され
現在まで世界のバレエ団で踊られています。

シンデレラは版が多い

バレエ『シンデレラ』は多くの振付家の作品がありますが
日本で目にする機会があるのは
新国立劇場バレエ団がレパートリーとするアシュトン版
松山バレエ団の清水版などでしょうか。

あらすじで紹介した
童話の物語をなぞる版もあれば
物語を現代風にアレンジした版もあります。

ヌレエフ版

パリ・オペラ座バレエ団による
大胆にも、ハリウッドが舞台のシンデレラです。
王子がシンデレラを見初める宮廷の舞踏会は、
撮影スタジオで行われるスターの相手役オーディション。
映画撮影現場のシーンも入れ込んだ意表をつく作品です。

初演時、あまりに大胆な演出が
パリでは不評でしたが
ニューヨークでは大成功を収めました。

クリストファー・ウィールドン版

イングリッシュ・ナショナル・バレエによる
クリストファー・ウィールドン版は
魔法使いも、カボチャの馬車も、ガラスの靴も登場しません。

おとぎ話的な要素は無く、かなりダークな物語に仕上がっています。

意地悪な義姉は見た目ではなく内面の醜さに焦点が置かれたり
王子も自分の人生に疑問を持っていたり
一人ひとりのキャラクターの人間性が生き生きと描かれた
現代的な成長物語としての『シンデレラ』となっています。

音楽

バレエ『シンデレラ』の音楽は
セルゲイ・プロコフィエフ作曲です。

プロコフィエフは『ロミオとジュリエット』の
作曲者としても有名で、1940年、『ロミオとジュリエット』の成功を受けて
キーロフ劇場からプロコフィエフへ作曲の依頼が行われました。

しかし、ドイツのソ連侵攻やなどにより作業は中断され、
完成は1944年、初演は1945年までずれ込みました。

『シンデレラ』の楽曲は、美しさとロマンチックな
情感を全面に出した叙情性が強いと言われています。

音楽にはどこか翳りや引きずるような重さがあり
同時代の作曲家の影響や、ソヴィエトの時代背景が
音楽に表れていると研究されています。

以上がバレエ『シンデレラ』の作品紹介でした!
参考動画もご紹介します

ウクライナ国立バレエ団の全幕映像です☆

こちらはアシュトン版、ウィールドン版の映像です☆

英国ロイヤルバレエ団の名花、マリアネラ・ヌニュス主演。
アシュトン版です。

 

ヨーロッパの名門、オランダ国立バレエ団の映像です!
個性的な演出のウィールドン版です☆

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